前回の話
俺には、奈々子が今までとは全く違う奈々子に見えてしまっている。なんと言うか、フェロモンが出ていると言うか、見ているだけで勃起してしまいそうな妖艶な雰囲気が出ている感じだ。
奈々子は、俺の手を握って引っ張りながら、
『ベッド行こ?』
と言ってくる。奈々子も、まだ興奮状態のままのようだ。ついさっきまで、他の男とセックスをしていた……。そう思うと、嫉妬でおかしくなりそうだ。でも、現実感がないのも確かだ。目の前で見ていたので、奈々子があいつとセックスをしたのは間違いない。でも、本当にしたのかな? と思ってしまう俺もいる。それくらい、現実感がない状況だった。
そして、寝室につくとすぐに奈々子は俺の服を脱がせてくる。あっという間に全裸にされると、いきなりペニスを握られた。
『出したばっかりなのに、すごく固くなってるよ。そんなに興奮しちゃったの? 私が本当に違う人とエッチしちゃったのに?』
奈々子は、不思議そうな顔で聞いてくる。俺は、素直にうなずいた。すると、奈々子は俺をベッドに押し倒す。そして、上になってキスをしてきた。今までにないくらいに激しいキスだ。思い切り舌を吸われ、痛みを感じるくらいだ。奈々子も、息遣いがすごく荒い。興奮しきっているんだなとわかる。
『口開けて』
興奮したような声で指示をしてくる奈々子。俺は、素直に口を開ける。すると、奈々子は唾液の塊を俺の口に垂らしてきた。ヒロにされたことを、俺にしている……。そう思うと、無性に悔しい気持ちになる。でも、俺は興奮状態で奈々子の唾液を飲み干していく。
『美味しい?』
奈々子は、うわずった声で聞いてくる。俺は、黙ってうなずく。すると、すぐに奈々子は唾液を垂らしてきた。慌てて口を大きく広げると、奈々子の唾液が入ってくる。別に味があるわけでもない。ただ、熱さは感じる。そして、この行為にすごく興奮してしまう。
それを3回繰り返したあと、奈々子は吸い付くようにキスをしてきた。激しく口の中をかき混ぜられ、俺の興奮と快感は一気に増していく。
『ヒロさんとキスしちゃった……。怒ってる?』
奈々子は、興奮した顔のまま聞いてくる。俺は、素直に嫉妬して興奮もしたと告げる。
『私も興奮した……。正彦さんが見てるから、余計に興奮した……』
奈々子は、うわずった声で言う。俺は、あいつのペニスは大きかったかと聞く。
『うん。お口いっぱいに開けても歯が当たっちゃうの』
奈々子は、そんな風に言いながら俺にペニスをくわえてきた。絡みついてくる舌の感触に、声が漏れてしまう。しばらくフェラチオをしたあと、
『正彦さんのは、くわえやすいよ』
と言ってくる。俺は、劣等感を感じながら、それでも快感が増してしまう。
『ヒロさんの、こんな感じだった』
そう言って、口を目一杯大きく開ける彼女。そして、そのまま俺のペニスを口に含む。当然のことながら、彼女の唇にもどこにも俺のペニスは当たらない。奈々子は、目で笑いながら頭を前後に動かす。一見フェラチオをしているような動きだが、俺のペニスは全く刺激されていない……。
アイツのは、こんなに太いんだ……。そんなふうに思ってしまう。持って生まれたものだから仕方ないにしても、不公平を感じてしまう。
『フフ。正彦さんの、細いんだね。今まで、気が付かなかったよ』
いたずらっぽく言う奈々子。俺は、小馬鹿にされているような気持ちになってしまう。すると、奈々子は今度は手で俺のペニスをしごき始めた。絡みついてくる柔らかい手の平の感触に、射精感が一気に高まる。
すると、奈々子は指で大きな輪っかを作って俺のペニスをしごくような動きを始める。でも、彼女の手のどこにも俺のペニスは触れることがない。
『ヒロさんの、これくらいの太さだったよ』
奈々子は無邪気に言いながら手を上下に動かし続ける。俺は、全く刺激されていないのに何故か射精感が高まっていく。
『フフ。興奮してるね。おちんちん、爆発しちゃいそう』
脈打つように揺れる俺のペニスを見て、奈々子は嬉しそうに言う。もう、完全に弄ばれてしまっているような気持ちになる。
すると、奈々子は俺にまたがり始めた。そして、あっけなくペニスを挿入してしまった。コンドームを付けていないことに慌てる俺。
『大丈夫……。それに、そろそろ赤ちゃん欲しいから……』
奈々子は、真剣な顔で言う。俺は、絡みついてくる生膣の感触にうめいてしまいそうになっていた。奈々子は、そのまま腰を上下に動かし始める。驚くほどの快感が走る。あんな薄いゴムがないだけで、こんなに違うのか……そんなことを思ってしまう。
『正彦さん、変なふうになってない? いつもと違わない?』
奈々子は、戸惑ったような顔で聞いてくる。俺は、コンドームがないからすごく気持ちいいと告げた。
『そっか……。緩くなってない? 感触、違わない?』
心配そうな顔で聞いてくる奈々子。俺は、全くそんなことはないと告げる。
『良かった……。なんか、いつもと違う感じがしたから……』
奈々子は、安心したように言う。俺は、違うって? と質問した。
『……感触薄いの』
奈々子は、言いづらそうに言う。俺は、ドキドキし始めていた。アイツのせいで、奈々子の膣が緩くなってしまった? でも、俺は逆にいつもよりも快感が強い気がする。コンドームをしていないせいかもしれないが、別に緩くなったような感じはしない。
俺は、いつもと変わらないし、むしろ気持ちいいくらいだと言った。
『良かった……。きっと、気のせいだね。じゃあ、動くね』
安心したように言うと、奈々子は腰を動かし始めた。やっぱり、いつも以上に気持ち良い感じがする。俺は、あっという間に射精感が強くなっていくのを感じながら、揺れる奈々子の胸を見つめていた。
この胸も、アイツに良いように触られたり舐められたりしていた。悔しい気持ちと、焦燥感。なんであんなことをしてしまったのだろう? あんなことをさせてしまったのだろう? 今更後悔が強くなる。
『すごく固くなってる。興奮してる? あんなことしちゃったのに、怒ってないの?』
奈々子は、腰を動かしながら聞いてくる。俺は、どうしても比べてしまう。アイツのペニスが入ったとき、奈々子はこんなに余裕がなかった。すぐにあえぎ始めていたし、すごく気持ちよさそうだった。
俺は、怒っていないと告げた。そして、気持ちいい? と質問した。
『う、うん。気持ちいいよ。正彦さんの、いつもよりカチカチになってるし……』
奈々子は、そんな風に言う。でも、明らかに言いよどんでしまっている。俺は、嫉妬心に駆られるように腰を突き上げ始めた。
『あっ、ンッ、あっ、正彦さん、激しい、うぅっ、あっ、あんっ』
奈々子は、さっきまでよりは気持ちよさそうにあえぎ始めた。俺は、強い対抗心に駆られながら腰を動かし続ける。奈々子は、あえぎ続ける。でも、どうしてもヒロとしている時の奈々子と比較してしまう。俺のことを気にしながら、それでも激しく感じていた奈々子……。こんなの初めてと言っていた。それと比べると、今の奈々子はそれほど感じていないようにも見えてしまう。
俺は、そんな嫌なイメージを消すように思い切り腰を突き上げ続ける。奈々子は、
『興奮してるね。嬉しい……焼き餅焼いてくれるの、嬉しい』
あえぎ声混じりにそんな事を言う彼女。俺は、そんな言葉を口にする余裕が悲しいなと思いながら腰を動かし続ける。そして、
「アイツのは、そんなに気持ちよかったの?」
と、質問してしまった。聞きたい気持ちと聞きたくない気持ち……。そして、聞くまでもないなと思う気持ちが入り交じる。
『気持ちよかった。ヒロさんの、すごく気持ちよかったの。ごめんね、いっぱい感じちゃった』
奈々子は、申し訳無さそうに言う。でも、正直それほど罪悪感は感じていないように見える。俺は、さらに興奮が高まった状態で、
「大きいと気持ちいいの?」
と聞いた。
『そ、それは……。うん。奥まで押されて苦しくなったけど、すぐに気持ちよくなったの……。頭が真っ白になってきて、少し怖かった……』
奈々子は、言いづらそうに答える。怖くなるほどの快感を感じていたと聞かされ、俺は敗北感で目の前が暗くなるような感覚だ。俺は、それを振り払おうと腰を動かし続ける。なるべく奥まで押し込むように突き上げるが、俺のペニスが突き当たりに触れる感触はまるでない。ムキになって腰を動かすが、結果は変わらない……。
『正彦さんの、もっと固くなった。興奮してるの? 対抗心?』
奈々子は、そんなことを聞いてくる。俺は、返答につまりながら腰を動かし続ける。すると、菜々子が身体を折り曲げてキスをしてきた。舌が絡みつき、一気に快感が増す。
『愛してる。おちんちん小さくても愛してる』
奈々子は、そんな言い方をする。俺は、その比較されるような言われ方で、あっけなく射精を始めてしまった……。
『あんっ。出てるよ。正彦さんの、すごく熱いよ……愛してる』
奈々子は、幸せそうに言う。俺は複雑な気持ちのまま、奈々子を抱きしめた。そして、しばらく無言で抱き合ったあと、
『中に出されると、ドキドキしちゃうんだね。赤ちゃん、できるかな?』
奈々子は、そんな風に言う。俺は、やっぱり返答に困りながら、黙って彼女を抱きしめた。少しして、奈々子はシャワーを浴びに行った。俺は、ペニスをティッシュで拭いてからパジャマを着た。奈々子は戻ってくるなり俺の布団に潜り込み、抱きついてくる。
『怒ってる?』
奈々子は、心配そうに聞いてくる。俺は、怒っていないと答えた。
『良かった……。じゃあ、興奮した?』
奈々子は、今度はいたずらっぽく聞いてくる。俺は、興奮したと告げた。そして、奈々子は気持ちよかったの? と、再度質問した。
『うん。すごく……。これからは、どうするの?』
奈々子は、そんな質問をしてきた。俺は、どういう意味か測りかね、どうするって? と質問する。
『う、うん。その……ヒロさんと。またしても良いのかなって』
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