前回の話
僕は、さっき聞いたことが夢だったのではないか? なにかの間違いだったのではないか? そんな風に思おうとしていた。いくらお世話になっている大家さんとはいえ、美優が抱かれるというのはまったく話が別だ。
でも、さっきの会話を聞いている限り、大家さんが無理矢理していたようには感じなかった。むしろ、美優の方が積極的にセックスをしていたように聞こえた。
僕は、とりあえず公園のベンチに座った。そして、さっきのことをずっと考えた。もしかしたら、あんな声を出したり、いかがわしいような会話をしていたが、実はセックスではなかったのではないか? 僕の勘違いだったのではないか? そんな風に考え、どんなことが考えられるだろう? と、頭を絞っていた。
でも、考えれば考えるほどセックス以外のことだとは思えず、暗い気持ちになってしまう。そして、1時間ほど時間が経過した後、僕は帰宅した。
『おかえり~~! お疲れ様! ご飯出来てるよ!』
いつも通りの美優の声。明るくて屈託のない笑顔。僕は、つられて笑顔になる。今日の美優は、ノーブラではなくいつもの部屋着を着ていた。花柄の可愛らしい感じだ。
『今日はね、すき焼きのお肉貰っちゃったんだ。本当に、いつも申し訳ないよね』
美優はそう言って僕に着替えてくるように言う。そして、食事が始まった。大家さんのおかげで、生活は本当に楽になった。家賃がなくて食費もかなり助けられている。下手したら、コロナ前よりも良い生活になったかもしれない。でも、大家さんがこんなにも色々としてくれるのは、美優の身体のおかげなのかもしれない……。
『美味しいね。でも、こんなに美味しいものばっかり食べてたら、太っちゃいそうだね』
無邪気に笑う美優。僕は、それとなく今日の出来事を聞いた。
『大家さんの部屋片付けて、食事の準備したよ。大家さんはすき焼きじゃなくて、野菜炒めにしたんだ』
美優は、まったく動揺なく話をする。僕は、さっきのことを知らなかったら、まるっきり気がつかなかったかもしれないなと思っていた。
由美は、楽しそうに話を続ける。いつものことだけど、大家さんの話は最低限しか出てこない。それでも僕は、楽しいなと思いながら食事を続けた。でも、美優が僕に隠し事をしているのは間違いないことだ……。
僕は、この一件以来、ずっと考えてしまっている。大家さんと美優の関係を。美優とのセックスの時も、色々と観察をしてしまう。
僕は、コンドームを装着して美優に挿入した。痛いくらいに締め付けてくる膣。これが、大家さんが言っていたトレーニングの成果なのかな? と、感じてしまう。話の感じだと、由美はなにかをぶら下げて膣の締まりを向上させるトレーニングをしていたみたいだ。
ネットで検索すると、ヒモのついた棒にオモリを結びつけ、それを膣に差し込んでぶら下げるようだ。そうやって落とさないように膣を締めて保持をするトレーニングをすることで、膣の締まりが向上するというものだ。ただ、なんのためにそんなトレーニングをしていたのだろう? 話では、僕のためだと言う事みたいだったが、そもそも僕は美優の膣の締まりに不満なんてなかった。
痛いほどの締め付け、僕はあっけなく射精をしてしまった。こんなに早く射精してしまったのに、美優は嬉しそうだ。
『そんなに気持ちよかった?』
ニコニコしながら聞いてくる彼女。僕は、すごく気持ちよかったと告げる。
『ヘヘ。嬉しいな。輝、大好きだよ』
美優はそう言って抱きついてじゃれてくる。僕は、幸せを感じながらもやっぱり大家さんのことが気になってしまう。僕は、美優に満足してないのではないかと質問した。
『そんな事ないよ。輝とこうしてるだけで幸せだよ』
美優はそう言って、僕の胸に頬を寄せてくる。僕は、美優の頭を撫でながら、それでもやっぱり大家さんとの事を考えていた……。
そんなある日、美優との会話の中で、大家さんの部屋の鍵を持っていると言う事を知った。考えてみれば、美優が家事をしているのだから持っていて当たり前だ。そして、その鍵は普段は下駄箱のところに隠してあることもわかった。
僕は、それを知ってしまったことで、思い切った行動に出てしまった。大家さんが留守の隙に、隠しカメラをセットするという行動だ。
忍び込んだ大家さんの部屋は、とても同じマンションとは思えないくらいに豪華でおしゃれな感じだった。調度品も、テレビや雑誌で見たようなものだ。僕は、用意した火災報知器型のカメラを元々あったものと取り替えた。
ほとんど同じような見た目だが、微妙に作りが違う。天井にセットされるものなので、まず気がつかれないと思うがドキドキしてしまった。
カメラは動体検知で撮影を始め、8時間程度は録画出来る。古いものから消えていくタイプのシステムだ。電源も来ていたので、電源の心配はない。動画データを見るには、wifiで接続する形になる。
カメラをセットした次の日、僕は早速データを吸い上げた。やっぱり、美優がいる状況では怖くて確認出来ない。翌日の会社帰り、僕はネットカフェで確認を始めた。
映ったのは大家さんだ。朝起きてきた感じだ。いったんリビングからいなくなり、戻ってきたときには新聞を持っていた。彼は、新聞を読みながらコーヒーを飲む。人の生活を覗き見するのは、罪悪感が強い。でも、僕は見ることをやめられない。
大家さんは、着替えてどこかに出かけていく。そして、次の動画は美優が掃除や洗濯をするのが映っている。一生懸命に家事をする美優……。僕は、覗き見していることに申し訳ない気持ちになる。
片付けが終わると、美優は棚から何か取り出した。紐とオモリが見える。先端には、棒のようなものがついている。
美優は、スカートの中に手を突っ込んでショーツを脱ぎ始めた。そして、さっきの棒にチューブからなにかをしぼり出して塗り始める。何をするのだろう? と、ドキドキしている僕。すると、美優はスカートの中に棒を突っ込んだ。
美優は、オモリをぶら下げる。そして、がに股のまま無言で力を込める。
『うぅ、後……20秒……』
うめくように言う美優。そして、20秒くらいすると、オモリが床に落ちた。
『3分できた!』
嬉しそうに言う美優。僕は、膣トレをする美優を見て、なぜかすごく興奮してしまった。美優は、しばらく休んだ後、また同じことをする。そして、また3分保持することに成功すると、またオモリが床に落ちる。美優は、それを5回も繰り返した。
『フフ。輝、喜ぶかな? 大家さんも、喜んでくれるかな……』
美優は、独り言を言う。僕は、大家さんの事を言う美優に、ドキッとしてしまった。ただ、動画はそれ以上のことはなく、夕食を準備する美優が映っている。そして、暖めるだけみたいな状態にすると、美優は大家さんの部屋から出て行った。
僕は、ホッとしていた。でも、自分がすごく興奮していることに今さら気がついた。ずっと勃起していたせいか、ガマン汁が染み出てズボンにまでシミを作っていた。この前、大家さんの部屋の前で盗み聞きしていたときも、同じような感じになっていた。
興奮する要素なんてないのに、どうしてこんなに興奮してしまうのだろう? 僕は、複雑な気持ちのまま帰宅した。いつもと同じように出迎えてくれる美優。見てるだけで、こちらまで幸せになりそうな良い笑顔だ。
僕は、同じように隙を見てまたデータを回収した。ただ、次の日にそれを確認しても、同じように何もなかった。そもそも、大家さんは出かけていることが多い。朝会社に行くとき、すでに車がないことが多い。
悠々自適に色々なところに遊びに行っているのかな? と思う。羨ましいなと思ってしまう。自分が大家さんくらいの歳になったとき、何をしているのだろう? 警備員とかしているのだろうか? 先のことを考えると、どうしても不安が先に立ってしまう。
そして、そんな事を繰り返しているうちに、とうとう問題の動画が撮れてしまった。
美優が大家さんの部屋で料理を作っていると、大家さんが帰ってきた。
『あ、お帰りなさい!!』
嬉しそうに大家さんに駆け寄る由美。本当に嬉しそうな顔になっている。
「いつも、ありがとうね。これ、お土産。たくさん釣れたから」
そう言って、袋に入った魚を渡す大家さん。大家さんが、釣りが趣味と言う事もわかった。
『アユですか?』
「そうだよ、シーズンだからね」
そんな風に会話をする二人。由美は、冷蔵庫から冷えたお茶を取り出して自分の分と大家さんの分を注ぐ。二人は、テーブルに着くと楽しそうに会話を始めた。
釣りの話がメインで、その近くの温泉宿や美味しい料理店の話などをしている。
「今度、旦那さんと行ってきたら良いよ。本当に美味しいから」
『行ってみたいな。でも、大家さんとも行ってみたいです』
「そ、そうだね、機会があったらね」
大家さんは、少し動揺している。
『そうだ、3分出来るようになったんですよ!』
「本当に? すごいね、旦那さん喜ぶね」
『はい! そうだ、今日はまだしてないんで、見てて下さい』
「あ、あぁ、うん」
大家さんは、困った感じになっている。由美は、すぐにトレーニンググッズを用意すると、大家さんがいるにもかかわらずスカートの中に手を突っ込み、ショーツを脱いでしまう。
大家さんは、困ったように美優とは反対の方を見てお茶を飲んだりしている。膣に棒を差し込んだ美優。
『準備出来ました』
その声を聞いて、大家さんは美優の方を見る。すると、美優は手を離してオモリをぶら下げる。ストップウオッチみたいなものは、大家さんに手渡した。
「頑張ってね」
大家さんは、緊張気味に声をかける。
『はい。大家さんにも喜んでもらえるかな?』
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