僕は、美桜が差し出したコップを見つめている。どう考えても、怪しい。また僕を眠らせるつもりなのだろうか? さっきまで、美桜は母親の顔をしていた。優しい微笑みを浮かべながら、生まれてくる赤ちゃんの話をしていた。
それが今は、コップのリンゴジュースを勧めながら、妖艶で小悪魔のような顔をしている。僕は、ありがとうと言って一口飲んだ。でも、飲んだフリだ。ほとんど飲んでいない。
「お風呂の準備してくるね」
そう言ってリビングを出た彼女。僕は、隙を見てキッチンのシンクにジュースを流した。そして、コップの底を見た。すると、僅かに何かドロッとしたものがついているのがわかる。やっぱり、何かを飲ませようとしていたみたいだ……。
この半年くらいは、本当に何事もなかった。美桜が部長と会っている気配もなかったし、部長が遊びに来ることもなかった。なにより、美桜は本当に幸せそうで優しそうな笑みを浮かべる毎日だった。
僕は、ソファに戻って横たわった。寝ているフリをしながら、美桜が戻ってくるのを待った。ただ、寝たフリをしながらも少し迷っていた。そんなに即効性のあるクスリだったのだろうか? いくらなんでも、寝たフリをするタイミングが早すぎたかも……そんな心配もしてしまう。
美桜が歩いてくる気配がした。そして、ドアが開いて入ってくる感じも伝わってくる。
「健作、寝てるの?」
美桜が声をかけてくる。その声は緊張気味で、少し震えている。僕は、寝たフリを継続した。すると、さらに近づいてくる美桜の気配。そして、肩を揺すられた。
「健作、起きて。風邪引いちゃうよ」
美桜は、優しい声で言う。でも、僕は寝たフリを続けた。
「健作、起きて……知らないよ。起きないと、直樹とエッチしちゃうよ」
美桜は、そんなことを口にし始めた。ドキッとしてしまったが、寝たフリは継続した。美桜は、しつこく僕を起こそうとする。でも、僕は必死で寝続けた。
「大丈夫かな……」
美桜が心配そうな声を漏らす。そして、気配が消えた。でも、すぐにまた足音が近づいてくる。
「本当に大丈夫? ちゃんと起きる? いつもより、睡眠が深いみたいだよ」
「大丈夫。それより、ずいぶん久しぶりだな。よく我慢出来たな、淫乱な美桜が」
「うん……色々不安だったし。でも、もう考えても仕方ないかなって思って」
「なにが心配だったんだ?」
「決まってるじゃん。どっちの子かなって事だよ」
美桜は、罪悪感を感じている口ぶりだ。やっぱり、美桜でも確証を持っていないようだ……不安な気持ちが際限なく大きくなっていく。。お腹の子が、部長の種で出来た? 居ても立ってもいられないような気持ちになる。最近では、疑念も消えて僕の種で妊娠したと思っていた。それなのに、こんな話を聞かされて暗い気持ちになってしまう。
「大丈夫。やっぱり、若い種の方が元気だから。アイツとも、ちゃんとしてただろ?」
「それはそうだけど……でも、直樹としてる方がずっと気持ちよかったし、子宮も降りてたよ」
「まぁ、もし俺の種だったとしたら、二人目はアイツの種で孕めば良いよ」
「……そうだね。ねぇ、今日は寝室でしたいな……」
「どうした? アイツの横で犯されたいんだろ?」
「久しぶりだし……声我慢出来ないと思うから」
聞きたくないような会話が続く。
「そんなの良いから、くわえてごらん」
「う、うん……」
そんな不穏な会話が続く。そして、部長の満足げな吐息が漏れ始めた。
「美味そうにしゃぶるな。美味いか?」
「うん。直樹の、やっぱり凄いね。カチカチだし、大っきい」
美桜は、媚びた声を出している。最近の彼女は、完全に母親モードだった。慈愛に満ちたような優しい笑みを浮かべる毎日だった。それが、また以前の淫乱な彼女に戻ってしまったみたいに感じる。
「どうする? まずは口に出すか?」
「うん。飲みたい。直樹のザーメン、飲ませてほしい」
「良いぞ、ほら、もっと吸え」
僕は、薄く目を開けた。すると、ダイニングチェアに座る部長のペニスを、根本付近までくわえ込む美桜が見える。その顔は、母親の顔からビッチの顔に変わっていて、夢中でフェラチオをしている。
美桜の姿を見て、もっと驚いた。オープンカップのおっぱい丸見えのブラジャーに、ガーターベルトとセクシーなショーツ……。大きなお腹が丸見えで、卑猥な姿との違和感が凄い。妊婦がエロいランジェリーを身につけるなんて、普通はあり得ないと思う。でも、神聖なものと卑猥なものが混ざり合うことで、異常なくらいに興奮してしまう。
「あぁ、凄い……欲しかった。直樹のおチンポ、ずっと欲しかった。いつも思い出してたよ」
「オナニーしてたのか?」
「うん。してた。オモチャも使ってた」
「とんだ淫乱妊婦だな。本物のチンポ欲しくなっただろ」
「うん。欲しくなって我慢出来なかった」
「え? 浮気してたのか?」
「……うん」
衝撃的すぎる話が出てきた。美桜が、浮気をしていた? 妊婦なのに? とても信じられない話だ。
「何で俺を呼ばないんだよ」
「だって、どっちの子かわからないし……なんか不安だったの」
「なんだそれ。どんな相手としてたんだ?」
「色々。ナンパ待ちして、良いなって思った人と。学生さんとか、サラリーマンの人とかが多かったよ」
「マジか……そんなにたくさんしたのか?」
「たぶん、20人くらい……」
「ド淫乱だな。オマエみたいな淫乱には、罰を与えないとな」
そう言って部長は立ち上がり、美桜をテーブルに手をつかせて立ちバックの体勢にした。すぐにペニスをねじ込む部長……ショーツにも、スリットがあるみたいだ。
「うぅああっ、大っきい。やっぱり、直樹のが一番好きぃ」
美桜は、すぐにあえぎ始めた。部長も、興奮した顔で腰を動かす。大きなお腹を気にすることもなく、結構な勢いで腰を動かしている。
部長のピストンで、揺れる胸とお腹……こんなに激しくして、大丈夫だろうか? 心配なのに、なにも出来ない。それどころか、僕のペニスは射精しそうなほどいきり立ってズボンを盛り上げてしまっている。
「ほら、淫乱! 俺のが一番だろ!」
部長は、嫉妬しているような雰囲気だ。美桜のことを、本気で好きになっているのだろうか? 妊娠前は、美桜が部長に惚れているような態度だったはずだ。
「もっとしてっ。大学生の子は、もっと激しく犯してくれたよ。直樹より、力強く犯してくれたのっ!」
美桜は、とろけた声で叫ぶ。声を抑える……そんな話はどこ吹く風だ。
部長は、ムキになったように腰を動かす。肉がぶつかる音が生々しく、美桜のあえぎ声も悲鳴のようになってきた。揺れ続ける胸……妊娠してお腹が大きくなってくるのに合わせ、胸も大きくなった。そんな大きな胸が、心配になるほど揺れまくっている。
でも、僅かに揺れるお腹の方が気になってしまう。大丈夫だろうか? 破水しないだろうか? 心配で仕方ない。でも、考えてみればすでに20人近くの男性と浮気セックスをしている……。美桜にしてみれば、これくらいは問題ないと経験でわかるのかもしれない。
妊娠しているのに、20人近くにナンパされてセックスをした。それだけでも、離婚するのには充分な理由だ。部長との不倫も酷い裏切りだし、そもそもお腹の子が僕の種ではない可能性すらある。そんなことを考えているのに、僕は射精しそうなほど興奮している。一番ヤバいのは、僕なのかもしれない。
「あっ、アンッ、気持ちいいっ、直樹もっとっ! 子宮イジメてっ!」
「大丈夫なのか? 流れないか?」
「平気! もう、何十回も試してるからっ!」
部長はその言葉に燃えたのか、より激しく腰を動かす。ダイニングテーブルがズレるくらいに激しいピストンだ。
「イク、イクっ、オマンコイクっ!」
美桜は、あっけなく果てた。でも、部長はさらに激しく腰を振りながら、
「どれが一番気持ちいい? どのチンポが一番だ?」
と、嫉妬したような声で聞く。美桜のことを、自分の恋人か何かだと思っているような言動だ。
「わからない。大きなおチンポの人もいたし、シリコンリング入れてる人もいたよ。ハメられながらお漏らししたの。泣きながら、死んじゃうって叫んだの」
美桜は衝撃的な告白を続ける。聞きたくないような告白なのに、僕はより興奮して呼吸が荒くなってしまう。
「そ、そいつとはまだ会ってるのか?」
「……ナイショ」
「ダメだぞ。そんなのはダメだ」
部長はいつもの余裕のある態度が消えている。
「じゃあ、もっと狂わせて。ハメ殺して」
美桜は、妖艶に誘う。部長は美桜の腰を鷲掴みにして引き寄せるようにしながらメチャクチャに腰を振る。
「んおぉおっ、おぉっ、イグッ、オマンコイグッ! 直樹、もっとっ! 破水してもいいからもっとしてっ!」
美桜は、ほとんど絶叫だ。僕を起こさないように声を抑えてセックスをする……そんな話は忘れているみたいだ。
「もっと感じろっ!」
「イヤッ、イヤァッ!」
美桜は、叫びながらお漏らしを始めた。床にビチャビチャと音を立てて漏れ出たものが落ちていく。凄い量と勢いだ。それなのに、部長は腰を動かし続ける。
「イグイグッ、オマンコイグッ、おぉおっ! んおぉっ、おぉおおぉっ」
美桜は、可愛らしい顔から出ているとは思えない野太い声で叫ぶ。そして、全身が硬直したようになっている。部長は、いったん動きを止めた。
「直樹……愛してる。気持ちいいよ。直樹が一番だよ」
うっとりとした顔の美桜。僕には見せたことのない顔だ。すると、部長は強引にキスを始めた。立ちバックで繋がったまま、美桜の顔を無理矢理自分に向けてキスをしている。でも、美桜はこんなキスでも嬉しそうに舌を絡めている。
「シリコンリングってヤツは、そんなに良かったのか?」
「え? ……うん。おチンポ小っちゃかったけど、そのせいでお漏らししちゃうくらい感じたよ」
恥ずかしそうに告白する美桜。そんなペニスも経験してしまっていると思うと、焦燥感が凄い。ますます僕とのセックスが無価値になっていきそうだ。
「そうか……俺もやってみるかな」
「ホントに!? して! 直樹の大っきなおチンポにリングがついたら、気持ちよすぎて死んじゃうかも」
無邪気に喜ぶ美桜。僕の事はどう思っているのだろう? 二人は久しぶりという事も関係なく、とても親密で愛し合っているように感じてしまう。
「まぁ、考えとく。それよりも、美桜の好きなのやるか」
そう言って、部長は後ろから美桜を貫いたまま歩き始めた。
「ダ、ダメ、怖いよ」
ヨタヨタと歩く美桜。後ろから巨根で貫かれたまま、がに股みたいに歩いている。丸見えの胸と、卑猥なガーターベルトとショーツ。そんな姿のまま、僕の方に歩いてくる。慌てて目を閉じて寝たフリを再開した。
「大丈夫。しっかり支えてるから。ほら、アイツのチンポくわえてやれよ。また勃起してるぞ」
部長は、からかうように言う。
「凄いね、寝てても勃起しちゃうんだね」
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