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懐かしい幼稚園の先生のパンチラ

春休み初日、わたるは一人ぶらぶらと散歩をしていた。
まだ若干肌寒いが、冬の厳しい寒さは既に和らぎ、穏やかな陽が地面一体を照らしている。 こうして暖かい日の当たる道を歩いていると、昨日の卒業式に感じた物悲しい思いも癒されていくようだ。
わたるは、この春休みは一人静かに過ごそうと心に決めていた。


小学校卒業による大好きな友達たちとの別れ、そして4月からの新しい中学校生活。
寂しさや不安や期待など様々な思いが入り混じった奇妙な感情が、わたるに一人になることを好ませたのだ。

まぁ簡単に一言で言えば『感傷的になった』ということであるが…
ともかくわたるは春の暖かい日差しの中、当てもなくただ一人散歩を楽しんでいた。
そう、本人としてはあくまでも『当てもなく』のはずだった。
ところが、ふと気づくとわたるは昨日まで通っていた小学校の門の前に立っているではないか。
やはり何か思うところがあったのだろう。
知らず知らずのうちに、6年間元気に通い続けた懐かしい小学校の前までやってきてしまったのだ。

その門は休みだというのに、大きく開かれていた。
もっとも今日から休みとなったのは6年生だったわたる達だけで、在校生は今日が3学期の最終日だ。
懐かしさに学校の中に入ろうとも思ったが、わたるはそうはしなかった。
昨日卒業したばかりなのに、もう小学校時代を懐かしく思っている自分が少し女々しい気がしたからだ。

心の中で学び舎に一礼をすると、わたるはその場を離れることにした。
けれども、わずか1分ほど歩いただけでわたるは再び足を止めてしまう。
わたるが思わず足を止めた場所。そこは、これまた懐かしいかつてわたるが通っていた幼稚園の前だった。
(うわぁ、懐かしいなぁ~)
わたるは心からそう思った。
面白いものだ。この幼稚園は小学校のすぐ隣にある。当然、小学校時代毎日目にしていた場所だ。

にも関わらず、小学校に通っていた時には少しも気に留めることもなかった。
こうして小学校を卒業してみて、はじめてこの幼稚園を『懐かしい』と感じたのだ。
(誰もいない…ちょっと入ってみたいな)
小学校のグランドの10分の1程しかない幼稚園の小さなそれ。
そこには、所狭しと象の形をした滑り台やわたるの身長くらいしかない小さなジャングルジムが据え付けられている。
金網の塀越しにそれらを見ているうちに、わたるはだんだんとその中に入ってみたいという気持ちになっていった。
(門、開いてるかな?とりあえず行ってみるか)
幼稚園の入り口は、その小さなグランド沿いを歩いて行き、最初の曲がり角を右に曲がったところにある。

懐かしさに背中を押されるように、わたるは小走りで門に向かった。
そして事件はその時に起きた。それはわたるが、よく確認もせず曲がり角を飛び出した瞬間の出来事だった。
「キャー!どいて、どいてぇ~!」
耳を突き破らんばかりの女性の悲鳴が不意に聞こえてきたのだ。
(な、なに?…え?…!!!)
わたるは、ほんの一瞬だけ見た。勢いよく真っ直ぐに自分に向かってくる自転車の姿を。
しかし『あ!』と思った次の瞬間には、既に目の前は真っ暗闇になっていた。
「…ょうぶ?…ねぇ、ボク。大丈夫?」
わたるの耳に、なにやら遠くの方から女性の声が聞こえてくる。
その声が、わたるの意識を徐々に引き戻していった。
「…ん?…え?」
意識を取り戻したわたるは、自分が壁にもたれながら尻餅をついていることに気がついた。一体、何がおきたのだろう。

「ボク?…ねぇ、ボク?…大丈夫?」
「…え?…あれ?…」
今度ははっきりとわたるの耳に、女性の声が聞こえた。
ふと目の前を見れば、しゃがみ込んだわたるの目の前に一台の自転車が止まっている。
声の主は、その自転車に跨っていた。
「ボク…ボク!大丈夫なの?」
「え?…う、うん…だ、大丈夫…」
やっとのことでそう答えたものの、わたるは何が大丈夫なのか自分でもよくわかっていなかった。
「大丈夫?あぁ~よっかったぁ…ごめんねぇ、ボク。私、ちょっと急いでて…でもボクも悪いんだぞ、急に飛び出してくるんだもん」
「え?…あ、あぁ…」
ようやくわたるにも事態が飲み込めてきた。どうやら自分はあの自転車と衝突してしまったらしい。
それで道端に倒れこんで気を失ってしまったのだ。

もっとも気を失ったとはいえそれはほんの数分…いや、その女性がまだ自転車に乗っていることを考えれば数十秒のことだろう。
「だ、大丈夫…ちょ、ちょっとぶつかっただけだから…」
そう言って立ち上がろうとしたわたるの背中に激痛が走った。思ったより強く背中を打ちつけていたらしい。
あまりの痛みに、わたるは思わず前のめりに倒れこみ、四つんばいの姿勢になった。
「だ、だ、大丈夫?ボク?」
また女性が驚きの声をあげた。いかにも心配そうな弱々しい声だ。

「あ、だ、大丈夫だから…」
わたるはなんとなくその女性に申し訳ないような気がしていた。
もともと注意もせず曲がり角を飛び出したのは自分だ。自分が悪いにも関わらず、女性に心細い思いをさせるのがつらかったのだ。
幸い痛みも少しずつやわらいできた。
わたるは少々の痛みを堪え、つとめて明るく自転車の女性に微笑みかけようと顔を上げた。
「ほ、本当に、大丈夫だから…うあっ!」
そこに見えた光景に、わたるは思わず小さな声を上げていた。
最初にことわっておくが、わたるはただ自転車に跨った女性に元気な顔を見せようと顔を上げただけだ。
その女性の顔をしっかりと見て、明るく「大丈夫です」と伝えようと顔を上げはじめただけなのだ。
誓ってそれ以外、わたるには何の他意もない。

しかし意に反し、地面から徐々に上がっていくわたるの視線は、女性の顔にまで到達することはなかった。
四つんばいの姿勢のまま顔だけを上げたわたるの視線は、ある一点で止まってしまったのだ。
(う、うわぁ!…し、し、白…ま、真っ白だ!)
わたるの視線は、輝くばかりに白い魅惑的な逆三角形をとらえていた。
(パ、パ、パンティだ!…パ、パンティが見えてる!)
そう、わたるの目を虜にしたものは、自転車の女性のパンチラだったのだ。
その女性はカラフルな柄のスカートを履いていた。それも膝上10センチはあろうかというミニスカートだ。
そんないでたちにも関わらず、彼女は今、自転車に跨ったまま右足をペダルに乗せ、左足はしっかりと地面につけて静止している。

ただでさえ短いミニスカートはさらに上の方までたくし上げられ、しかも股間はあられもなく開かれている。
四つんばいの姿勢で彼女をほぼ真下から見上げているわたるの目には、はっきりと無地の真っ白なパンティが映っていたのだ。
(す…すごい…ぼ、僕、見ちゃった…お、女の人の…女の人のパンティ見ちゃった!)
わたるの胸が高鳴った。
わたるはどちらかといえば大人しい部類の少年だ。

小学校の友達が女の子にスカートめくりをした時など、ドキドキ、ハラハラしながらそれを遠くの方から眺めていることが精一杯の少年だった。
本当はその悪ガキ達に混ざって、思いっきり女の子のスカートめくってみたいと思いつつも実行できずにいるような内気な少年だった。
しかし、わたるはこの時期の少年特有の『性に対する興味』は人一倍強く持っていた。
とはいえ、それは『性に対する知識』を持っていることとは必ずしも一致していなかったが…

そんな『性に対する興味』を持った少年の目の前にパンティが…しかも小学校の女の子のそれなどではなく、大人の女性のパンティが目の前にある。
いつもいつも見たいと思っていた大人の女のパンチラが実際に目の前にあるのだ。
わたるが我を忘れ、その白いパンティに見入ってしまったのは当然のことなのかもしれない。
(パ、パンティ…パンティだ…白いパンティだ…)
ただひたすら、わたるは白い魅惑的な布切れを見つめている。

いやそれだけではない。露になった太腿もわたるの目を虜にしている一つだ。
小学生のほっそりとした骨ばった太腿ではない。ムッチリとした肉感のある柔らかそうな太腿。
思わず触り、撫で回したくなるような二本の太腿にわたるの視線は行き来する。
(うわぁ…小学生のと全然違う…な、なんて…なんて柔らかそうなんだ…)
ひとしきり太腿を見回すと、またしても視線は開かれた股間の中央に吸い寄せられていく。
まばゆいばかりの二本の太腿の中央に、その太腿に食い込むように纏わりつきひときわ輝く白いパンティ。
あまりの刺激的な光景に、わたるはクラクラと眩暈を覚えた。
(はぁ、はぁ…あぁ…パンティ…女の人のパンティだぁ…すごい、すごいよぉ…僕、ついに見ちゃったよぉ…)
わたるの股間がズキズキと疼く。実はわたるのペニスは、先ほどからすっかり勃起してしまっている。

それは幼いながらもズボンの中で目一杯膨らみ、窮屈になり痛みを感じるほどだ…普通ならば。
けれどこの時のわたるは、それすら感じていなかった。
自分の股間の痛みすら気づかない。それほどわたるは、自転車の女性のパンチラにすっかり悩殺されてしまっていたのだ。


「…ク?…ボク?…ねぇ、ボクッたら!」
「…ん?…え?…あ、は、はいっ!」
わたるは再び女性の声によって現実に引き戻された。

一体、自分はどれくらい女性のパンティに見惚れていたのだろうか?随分長い間、女性の白いパンティを見つめていたような気がする。
わたるは焦った。こんなことが目の前の女性にばれてしまったら…わたるは恐る恐る視線を上げ、女性の顔をうかがった。
「ね?どうしたのボク?やっぱり、どこか痛い?立ち上がれなさそう?」
自転車の女性は、心配そうな面持ちでわたるに問いかけてくる。
彼女はどことなく見覚えのある可愛らしい顔立ちの女性だった。やはりわたるよりもずっと年上の大人の女性だ。

これほど自分のことを心配してくれているということは、どうやらわたるがパンティに見惚れていたことには気づいていないらしい。
わたるはホット胸をなでおろした。
「あ…だ、大丈夫…大丈夫…ちょっと、痛かっただけで…」
「本当?…なんか、とっても痛そうだけど…」
「ほ、本当だよ…だ、大丈夫だから…」
自転車の女性は真剣にわたるの身体を心配してくれているようだ。

わたるはこの女性に対し、またしても申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
何故なら…わたるの心配をしてくれるのはありがたいのだが、この女性は自分の姿勢のことは一切気にかけていなかったからだ。
自分の股間への注意を全然払っていない自転車の女性の白いパンティは、相変わらずわたるに丸見えとなったままなのだ。
女性の顔を見て話をするつもりが、油断をするとわたるの視線はついつい女性の下半身に引き寄せられてしまう。

自分を心配してくれている女性に対し、これはあまりにも失礼な態度ではないか、そうわたるは思ったのだ。
とはいえ、結局わたるの目は女性のパンティに吸い寄せられたままであり、幼いペニスはずっと硬くなったままだったのだが…
「あれ?もしかしてボク…」
その時、急に女性の声のトーンが変わった。思わず女性の顔を見上げるわたる。
すると女性は、なにやら首をかしげながらわたるの顔を覗き込んでいる。

「あのさぁ…ボク、もしかして…」
「え?…な、なに?…」
「間違ってたらごめんね…もしかして、ボク、わたる君じゃない?」
「え?…あ、う、うん…そうだけど…」
「キャー、やっぱり!やっぱり、わたる君…わた君だったんだ!」
「え?…わた君?…あ!…も、もしかして…」
「そうよ!思い出した?…私、ようこだよ。ようこ先生」

『わた君』と呼ばれて、わたるははっとした。わたるはかつてこのように呼ばれていることがあったのだ。
白いパンティの自転車の女性。見覚えがあるはずだ。彼女は、幼稚園時代のわたるのクラスの担任、ようこ先生だったのだ。
数分後、わたるとようこは、幼稚園の部屋の一つにいた。そこはかつてのわたるが通っていたクラスだ。

フローリングのその部屋の広さは、畳で言えば約12畳ほどだろうか。
入り口は全面がサッシとなっており、そこからあの例の小さなグランドが一望できる。
中の様子は基本的には変わっていない。ただ子供の椅子がほとんどなかったことを除いては…
そこでわたるは、先ほどの事故で擦りむいた膝小僧を手当てしてもらっていた。
わたるは左足のズボンの裾を膝の上まで捲りあげ、両足を伸ばして床にペタンと座込んでいる。
ようこは、そのわたるの左側で正座の姿勢で座り、熱心にわたるの膝小僧を消毒していた。
「へぇ~そっかぁ…そういえば昨日、お隣は卒業式だったっけ」
「う、うん…」
「ふ~ん、あの、わた君がねぇ…もう小学校を卒業するのか。時間がたつのって早いね。私も年をとるわけだ…」
「そ、そんな…ようこ先生、今だって十分若いよ」
「あは、生意気にお世辞なんか…ふ~ん驚いた。あの大人しいわた君がねぇ…さすがは中学生だね」
「それは4月からだけど…あ、痛っ!」
「あ、ごめん痛かった?」
わたるは、このひと時を十分に満喫していた。

ようこは当時、幼稚園の中で子供たちに一番人気があった先生だった。明るく、やさしく、そして何よりも可愛いかったからだ。
ようこは、確か当時22才。とすると、現在は28才ということになる。
さっきわたるは『十分若い』といったが、それは嘘ではない。
若干童顔のせいだろう。ようこの顔は今でも22・3で通用するくらい、若々しく、可愛らしかった。
そのようこと二人きり、そして彼女は自分のために怪我の手当てなどしてくれている。
わたるは、かつての一番人気の先生を独り占めしているような気になり、ちょっと得意げな気持ちになっていた。

そのうえ…
(あぁ…ようこ先生ったら…あ、あんなにスカートをたくし上げて…)
実は手当てをしてもらっている最中、わたるの視線はまたしてもようこの下半身に向けられていた。
正座をしているため、ようこのスカートの裾は太腿の上20センチほどまで引き上げられているのだ。
きちんと両膝をそろえているため、また今度は上から見下ろす形となるため、残念ながらようこのあの白いパンティを見ることはできない。
しかし、ようこが動くたびにスカートの裾は徐々にずり上がり、だんだんとあのムチムチの肉付きの良い太腿が露になってくるのだ。

その様子は『性に対する興味』を多大に持った少年にとって、期待をさせるのに十分な効果を発揮していた。
(あ~もうちょっとだけ…もう少しだけ捲れあがればいいのに…そしたら、また…あ、あの、パンティが見れるのに…)
ようこに気づかれぬよう、ちらっちらっと太腿に視線を這わすわたる。
けれども期待もむなしく、ようこは立ち上がってしまった。どうやら怪我の手当てが終了したようだ。

「はい、お終い。手当て終わったよ、わた君」
「え?…あ、ありがとう…ようこ先生」
残念だがしょうがない。ズボンの裾を元に戻し、わたるも立ち上がろうとした。
「あ、わた君はもう少し座ってなさい。足だけじゃなくて、背中とかも痛いんでしょう?」
「え?だ、大丈夫だよ…あ、痛っ!」
先ほどと比べれば随分と和らいだものの、やはり背中に痛みが走った。
「ほぉら、やっぱり。いいから、そのまま座ってなさい?なんなら、寝転んでいてもいいよ」
「だ、大丈夫…あ、じゃ、じゃあ、このままで…」
わたるは、再び足を投げ出すようにして両手を背後について床にペタンと座った。
「本当にごめんね。ちょっと私、急いでて…」
「そんなこと…僕が…急に飛び出しちゃったんだし…それに手当てまでしてもらって…ごめんなさい、ようこ先生」
「あは…本当に大人になったねぇ、わた君。フフ…あんなに大人しくて恥ずかしがりやだったのに…先生、嬉しいな」
「え、そ、そんなこと…コ、コホン」
昔の憧れの先生にこんなことを言ってもらえるとは…思わず照れ隠しの咳払いをしたわたるだ。

「と、と、ところで、先生?」
「ん?なに?」
「何で…何で、こんなに椅子が少ないの?子供の…」
「え?あぁ…それはねぇ…」
わたるとしては、照れ隠しに軽い気持ちで話題を変えたつもりだった。ところが、それが意外と重苦しい話になってしまう。
ようこは、その部屋に一つだけある大人用の(先生用の)椅子に腰掛けると、窓の外を見つめながらポツリポツリと語り始めた。
ようこの話は簡単に言うとこんな内容だった。
この幼稚園はこの3月一杯で廃園となる。最近すっかり子供が少なくなったことがその理由らしい。

事実、いまこの幼稚園に通っている園児は年長の3人だけであり、そのため先生も削減され、ようこは最後に残ったたった一人の先生なのだそうだ。
つまり現在この幼稚園は、既におじいさんと言ってもいい年齢の園長先生とようこ先生。そして3人の園児たちの5人だけで構成されていることになる。
こんな状況では廃園という結論もしかたないだろうことは、まだ幼いわたるでも感じ取れた。

「そ、そうなんだ…ぜ、全然知らなかった…」
「それでね…いま、ちょっと忙しいんだ。後始末とか、整理とかでね…園長先生も、もう年でしょう?私が、いろいろしてあげないとね」
「そ、そう…」
「こんなことになるなんてね…全然、考えてなかったなぁ」
「……………」
ようこの悲しそうな顔に、少し胸が痛くなったわたるだった。
なんとか声をかけてあげたいのだが、小学生を卒業したばかりの子供のわたるにそうそう上手い言葉も見つからない。

わたるは、ただ黙ってようこと同じように小さなグランドを見つめていることしかできなかった。
そんなわたるの様子にようこが気づいた。さすがにわたるのような幼い子供に、こんな話をしたのは失敗だったと思ったのだろう。
ようこは、やけに明るくわたるに言葉をかけてきた。
「あ、ごめんごめん。やーね、私ったら、せっかく久しぶりに会ったわた君にこんな話をしちゃって…ごめんね、わた君」
「え?…う、ううん、そんなこと…ん?…あ!」
その時だった。またしてもわたるの視線がようこのある一点に集中することになったのは。


(う、うわぁ…せ、先生…また、パンティが見えちゃってるよう…)
いつしかようこは椅子に座ったまま脚を組んでいた。
椅子に座っているようこの腰の高さは、床に座り込んでいるわたるの目線とほぼ同じ高さだ。
そのわたるの目線でようこを見れば、いやがおうにも、ようこの股間に視線がいってしまう。
しかも今、ようこは脚を組んでいるのだ。

当然のようにあのカラフルなミニスカートは大きく捲れ上がり、あの白いパンティがわたるの目にバッチリと映っているのだ。
しかし、自分の白いパンティを見られているにも関わらず、ようこはそれには一向に気づく様子も無い。
「ん?どうしたの、わた君?…変な声だして…」
「う、ううん…な、なんでも…なんでもないよ…」
とはいうものの、わたるはようこのパンティから目が離せないでいる。
『こんな話の時に不謹慎だぞ』
『こんなにパンティばかり見てたら、ようこ先生に気づかれちゃう』
と頭の中ではわかっているのだが、思うように目がようこのパンティから離れてくれないのだ。

ムッチリとした艶めかしい太腿。そして純白の魅惑のパンティ。
それらを一心不乱に見つめ続けるわたるの息が少々荒くなってくる。と、同時に…
(あ、い、いけない!…また…)
わたるは戸惑った。ようこのパンティを見ることで興奮を高められたわたるのペニスが、またムクムクと膨らんできたのだ。
さっき曲がり角での時は、突然の大人のパンチラにすっかり悩殺されてしまい、自分の股間の変化にも気づかなかったわたるだった。

けれど今度はわたるもはっきりと自覚することができた。
(な、なんで?…何でこんなときにまた…や、やばいよ…こんなこと、ようこ先生に知られたら…)
実はわたるは、自分のペニスがなぜ大きくなるのかその理由をまだわかっていなかった。
時折大きくなり、まるで石のように硬くなる。勿論、そういう経験は5年生になった頃から何度か経験したことはある。
けれど、この『性に対する興味』を人一倍強く持っている少年は、『性に対する知識』を決定的に欠いていた。
わたるだけを責めるのは酷なことかも知れない。
最近、小学校では保健体育でこのようなことを詳細に教えることなど少なくなってきているのだ。
しかも内気で恥ずかしがりやなわたるは、友達とその手の話をすることもできなかった。
なんのために勃起するのか…そんなことすら知らないわたる。
『性に対する興味』があるとはいえ、わたるの興味など所詮はただ『女の下着が見たい、できれば女の裸が見たい』という、いたって幼稚なものだった。
ただ不思議なことに、何故ペニスが勃起するかも知らないくせに、わたるはこれを知られることはとても恥ずかしいことだと思っていた。
理由はわからない。本能なのか、それとももっと別のことなのか。
何故かはわからないが、わたるは自分のペニスの変化は人に知られてはいけないものだと予てより感じていた。

(あ、ああ、どうしよう…このままじゃあ、ちんちんが膨らんでるの、ようこ先生にばれちゃうよ…)
両足を投げ出すようにして、ペタンと床に座り込んでいるわたる。
このままペニスが膨らめば、きっとズボンの前部分が不自然に盛り上がってしまうだろう。
「ねぇ、どうしたの、わた君?なんかおかしいよ?」
と言いつつ、ようこはなおもわたるに魅惑の白いパンティを見せつける。
「ねぇ、わた君?どうしたの?気分でも悪くなったの?」
わたるの視線の先など一向に気づく気配もないようこは、とても不安げな表情だ。

「だ、大丈夫…だから…」
「でも、わた君、やっぱりちょっとおかしいんじゃない?お顔、紅いよ」
「な、なんでも…ないから…ほ、ホントに…な、なんでも…!!!」
なんでもないと言いかけて、わたるは言葉を詰まらせた。なぜなら、ようこが不意に組んでいた脚をほどいたからだ。
ようこのその動作は、わたるの目にはまるでスローモーションのようにゆっくりと映っていた。

片脚をスムーズにスッと上げていくようこ。つま先が滑らかな円を描くようにゆっくりと移動していく。
そしてその円の中心では、先ほどから見えていた悩ましい白いパンティが徐々に露になり、より多くの面積をわたるの目に晒していく。
ムッチリとした太腿の狭間でいまや股布まで見せた大人の女性の白いパンティ。
その艶めかしさに子供のわたるの股間はズキズキと疼きだし、一層硬度を増していった。
「わた君?…ねぇ、わた君ったら」
ようこが椅子から立ち上がる気配をみせた。きっとわたるの側により、わたるの具合でも診ようというのだろう。
このままでは、わたるが股間を無様に膨らませていることがようこのばれてしまう。わたるは戸惑った。

(あぁ…ようこ先生のパンティが…あ、で、でも…いけない、いま近づかれたら…ば、ばれちゃうよぉ…く、くそぉ、仕方ない!)
わたるは背中の痛みを堪え勢い良く立ち上がると、クルッとようこに背を向けた。
突然のわたるの動作に、これにはようこもびっくりしたようだった。
「キャッ…ど、どうしたの?…わた君?いきなり…」
「な、な、なんでもないよ…な、なんでもないから…」
なんでもないことは無かった。背中の痛みはもとより、ようこのパンティにすっかり膨らまされたペニスがズボンの中で窮屈で痛くて仕方が無いのだ。

しかし、そんなことをようこに悟られてはいけない。慌ててわたるは話題を変えた。
「そ、それで…ようこ先生はこれからどうする…の?…」
「え?…どうするって?…なによ急に」
「幼稚園…なくなっちゃって、ようこ先生はこれから何するの?…どっか行っちゃうの?」
ようこに背を向けたまま、ズボンのポケットに手を入れこっそりと股間の膨らみの位置を調整するわたる。
手で押さえつけておけば、なんとかようこには股間の膨らみを悟られないですみそうだ。
「そうねぇ…ほかの幼稚園に移るのも今は難しいし…どうしようかなぁ…まだ先のこと考えてないんだよね」
「そ、そう…」
「もう実家に帰っちゃおうかな?」
「え?じ、実家?」
再びようこの方を振り向くと、ようこは椅子に座ったまま、またしても脚を組み窓の外を見つめていた。
どこか遠くを見つめているような、そんな寂しげな表情だった。

「うん。ちょっと田舎なんだけどね。ここにいて別の仕事をみつけるのも…もう田舎に帰っちゃってもいいかなって…ね」
ぼんやりと外を見つめるようこを見ているうちに、何故だろう、わたるも切ない気持ちがこみ上げてきた。
「そ、そうなんだ…よ、ようこ先生…い、いなくなっちゃうん…だ…」
「え?」
わたるのあまりにも気落ちした言葉に、ようこは少し驚かされたようだ。

「あ、ごめんごめん…さっき謝ったばかりなのにね。ごめんね、またこんな話しちゃって…でも、いなくなっちゃうなんて、わた君、大げさだよ」
「で、でも…」
「あはっ、や~ね、そんな顔して…別に死んじゃうわけじゃないんだから」
「そ、それはそうだけど…」
「でも…」
「え?…で、でも…」
ようこの表情を見るわたる。
するとようこは、『フッ』とわたるに微笑むと椅子から立ち上がり、わたるの側に寄ってきた。

「ど、どうしたの?よ、ようこ先…うわっ!」
わたるはようこに抱きしめられていた。
「でも…ありがと、わた君。先生、うれしいな」
「え?」
「あんなに小さかったのに…こんなに大きくなって、先生の心配までしてくれるようになって…先生、嬉しいな。ホント、ここで…わた君の担任でよかったな…」
「せ、先生…」
瞬間、なにが起きたかわからず身体を硬直させたわたるだったが、徐々にその緊張がほぐれていった。
ようこは、自分を心配してくれたことを感謝しているのだ。そして、わたるの成長を喜んでくれているのだ。

ようこの優しい抱擁を、わたるはとても心地よく思った。
140センチのわたるは、やっとようこ肩に届くくらいの大きさだ。わたるの顔は、丁度ようこの胸の辺りに位置している。
とはいえ、この時のわたるには本当にいやらしい、エッチな気持ちはなかった。
(あぁ…せ、先生…と、とってもいい匂いがする…優しい…とってもいい香りが…)

優しい腕にスッポリと包まれ、そして大人の女性から漂う良い香りを胸いっぱい吸い込んだわたるは、ともすれば居眠りをしてしまいそうになるほどの安堵感を感じていた。
「ありがとね、わた君。ホント、先生、嬉しいよ」
「うん…」
わたるを抱きしめたまま、わたるの頭を二度三度と撫でるようこ。
知らず知らずのうちに、わたるの方もようこの腰に手をまわすと、しっかりとようこを抱きしめていた。

わたるにとって、とても心地の良い時間がゆっくりと流れていた。
その時だ。
その安息の時間をかき消す事態が発生したのは。
「う、うわぁ~~~~ん!」
突然、耳を突き破らんばかりの甲高い子供の泣き声がわたるの耳に聞こえてきたのだ。

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